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スタンプカードの電子化:紙からウォレットへ移す手順

紙のスタンプカードは、今のお客様を失わずに1日で電子化を始められます。

7分で読める

スタンプカードの電子化は、①今の紙カードの内容を書き出す、②同じ内容でデジタルカードを作る、③レジにQRコードを置く、④紙の残りスタンプを引き継ぐ、⑤紙の受付を終える、の5ステップで進めます。お客様はアプリを入れる必要がなく、QRコードを読み取るだけでカードがスマホのウォレットに入ります。

この記事では、紙からウォレットへ移す具体的な手順と、移行期間によくある困りごとへの対応をまとめます。

スタンプカードの電子化とは何か

ここでいう電子化は、紙のスタンプカードを、iPhoneのApple WalletやAndroidのGoogle Walletに入る「ウォレットカード(ウォレットパス)」に置き換えることです。航空券やコンサートのチケットと同じ仕組みで、お客様のスマホに最初から入っている機能を使います。

専用アプリを作る方法もありますが、お客様にダウンロードしてもらう手間がかかり、開発費も大きくなります。小さなお店ではウォレットカードのほうが始めやすいのが一般的です。違いはウォレットパスとは?で詳しく説明しています。

電子化の前に:今の紙カードの内容を書き出す

まず、今使っている紙のカードを1枚手元に置き、次の項目を書き出します。デジタルカードもこの内容をそのまま使うと、常連さんが混乱しません。

項目例
スタンプ数10個
特典ドリンク1杯無料
押す条件1来店につき1個
有効期限最終来店から6か月
併用ルール他の割引との併用不可

この機会にルールを見直すのも一つの手ですが、変えるなら1点だけにしておくと説明が楽です。

ステップ1:デジタルのスタンプカードを作る

stampaの場合、ブラウザだけで作れます。

  1. stampaに登録する
  2. ロゴと色を選ぶ(紙のカードに近い色にすると、お客様が自分の店のカードだとすぐ分かります)
  3. スタンプ数と特典を入力する
  4. プレビューで見た目を確認する

所要時間はおよそ5分です。

ステップ2:レジ前にQRコードを置く

お客様がカードを受け取る入り口は、レジ横のQRコードです。stampaでは印刷できるQRコード付きのPOPを用意しています。

置き場所のコツ:

  • お会計の待ち時間に目に入る位置(トレーの横、レジの正面)
  • 目の高さに近いところ。床置きの看板より卓上POPが読み取られやすい
  • 「アプリ不要・10秒で追加」と一言添える

詳しくはレジのQRコード掲示物をご覧ください。

ステップ3:スタッフが押し方を覚える

スタッフは自分のスマホで、お客様のウォレットカードに表示されたQRコードを読み取り、スタンプを押します。レジやPOSとの連携、専用端末は不要です。

最初の1週間は、こんな声かけを決めておくとスムーズです。

「スタンプカードがスマホに入るようになりました。このQRコードを読み取るだけです。今日の分のスタンプも押しますね。」

チームへの導入手順はデジタルスタンプカードをチームで導入するにまとめています。

ステップ4:紙の残りスタンプを引き継ぐ

移行でいちばん質問が多いのがここです。方法は主に2つあります。

方法A:同じ数をデジタルに押して、紙を回収する

紙のカードを見せてもらい、同じ数のスタンプをデジタルカードに押します。紙のカードはその場で回収するか、斜線を引いて返します。常連さんが一度にデジタルへ移るので、移行が早く終わります。

方法B:紙は満了まで使える、新規はデジタル

すでにある紙のカードは最後まで使えるようにして、新しいお客様からデジタルにします。説明はほぼ要りませんが、紙とデジタルが並ぶ期間が長くなります。

どちらでも構いません。大事なのはどちらにするかを決めて、レジに書いておくことです。スタッフによって対応が違うと、不公平に感じられます。

ステップ5:紙の受付を終える日を決める

移行期間は1〜3か月が目安です。終了日の2〜4週間前から、レジとSNSで告知します。

  • 「〇月〇日で紙のスタンプカードの新規発行を終了します」
  • 「お手持ちの紙カードは〇月〇日までにご提示ください。デジタルに引き継ぎます」

ただし、スマホを持っていないお客様には、紙のカードを例外として残しておくのが現実的です。全員を無理にデジタルへ移す必要はありません。

電子化すると何が変わるか

紙のときにはできなかったことが、いくつか可能になります。

  • 紛失がなくなる:カードはスマホの中にあるので、財布に入れ忘れることがありません
  • 不正スタンプが防ぎやすい:スタンプはスタッフのスマホからしか押せません
  • お知らせが届く:ロック画面に「あと1個で無料です」「今日はスタンプ2倍」などを表示できます
  • 自動の声かけ:誕生日メッセージ、しばらく来ていないお客様への呼びかけ、Googleレビューのお願い
  • 数字が見える:リピーター数や再来店の様子を統計で確認できます

一方で、スマホを使わないお客様が多いお店や、イベントでの一時的な配布なら、紙のほうが手軽な場合もあります。比較は紙のスタンプカードとデジタルの比較を参考にしてください。

電子化の費用はいくらか

ウォレットカード型のサービスは、月額制が一般的です。stampaは2026年11月時点で無料で使えます(全機能・カード枚数無制限・クレジットカード登録不要)。通常料金は、アクティブ顧客100人までは無料、有料プランは月額29ユーロからです。印刷代がかからなくなる分も考えると、紙との差は小さくなります。

まとめ:まず1枚、自分のスマホで試す

スタンプカードの電子化は、全部を一度に切り替える必要はありません。まずデジタルカードを作り、自分のスマホのウォレットに入れてみて、スタッフ同士で押し合ってみてください。それで問題なければ、レジにQRコードを置くだけです。

stampaは2026年11月時点で無料、設定は約5分です。無料で始めるからどうぞ。

よくある質問

電子化するとお客様はアプリを入れる必要がありますか
ありません。ウォレットカードはiPhone標準のApple Wallet、AndroidのGoogle Walletに入ります。お客様はレジのQRコードをカメラで読み取り、「追加」を押すだけです。
紙のカードにたまったスタンプはどうすればいいですか
よく使われるのは2つの方法です。1つは、紙のカードを見せてもらい、同じ数のスタンプをデジタルカードに押して紙を回収する方法。もう1つは、紙のカードはそのまま満了まで使えるようにし、新しい人からデジタルにする方法です。どちらにするか決めて、レジに掲示してください。
スマホを持っていないお客様はどうなりますか
その方には紙のカードを残すのが現実的です。移行期間中は紙とデジタルを並行して使い、少数の紙カード利用者には引き続き対応します。
レジやPOSとの連携は必要ですか
stampaでは不要です。スタッフは自分のスマホでお客様のカードのQRコードを読み取り、スタンプを押します。専用端末も要りません。
電子化にいくらかかりますか
2026年11月時点で、stampaは無料で使えます。全機能・カード枚数無制限・クレジットカード登録不要です。通常料金は、アクティブ顧客100人までは無料、有料プランは月額29ユーロからです。

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